平成26年 3月 定例会 匝瑳市議会平成26年3月定例会議事日程(第7日) 3月6日(木曜日)午前10時開議1 開議2 上程議案(第5号-第21号)に対する大綱質疑3 議案(第1号-第21号)・陳情(第1号)の委員会付託4
散会---------------------------------------出席議員(20名) 議長 浅野勝義君 副議長 栗田剛一君 1番 林 明敏君 2番 山崎 等君 3番 行木光一君 4番 日色昭浩君 5番 川口健男君 6番 武田光由君 7番 小川博之君 8番 石田加代君 11番 椎名嘉寛君 12番 江波戸友美君 13番 佐藤 悟君 14番 苅谷進一君(早退) 15番 田村明美君 16番 佐瀬公夫君 17番 浪川茂夫君 18番 山崎 剛君 19番 石田勝一君 20番 岩井孝寛君(
遅刻)---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長 渡辺則孝 次長 水口 孝 主査補 川島誠二 書記 渡辺
浩---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者 市長 太田安規君 副市長 角田道治君 病院事業管理者 菊地紀夫君 会計管理者 岩澤 薫君 秘書課長 市原 繁君 企画課長 鈴木康伸君 総務課長 木内成幸君 財政課長 岩橋光男君 税務課長 伊藤久夫君 市民課長 椿 隆夫君 環境生活課長 鈴木良雄君 健康管理課長 平山新治君 産業振興課長 林 勝美君 都市整備課長 若梅和巳君 建設課長 茅森 茂君 福祉課長 平山 弘君 高齢者支援課長 太田和利君
市民病院事務局長 山内保則君 野栄総合支所長 大木昭男君
教育委員会委員長 川内惠美子君
教育委員会教育長 池田竹四君
教育委員会学校教育課長 椎名和浩君 教育委員会生涯学習課長 佐藤 和君
農業委員会事務局長 寺本朗男君
△開議の宣告(午前10時00分)
○議長(浅野勝義君) おはようございます。 これより、昨日3月5日の本会議散会前に引き続きまして、本日の会議を開きます。 なお、本日ただいまの出席議員数は19名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。
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△上程議案(第5号-第21号)に対する大綱質疑
○議長(浅野勝義君) 日程第1、日程に従いまして、昨日の議事に引き続き、上程議案に対する大綱質疑を行います。 ここで、環境生活課長から発言の申し出がありましたので、これを許します。
鈴木環境生活課長。
◎環境生活課長(鈴木良雄君) 昨日の議案第2号 平成26年度匝瑳市一般会計予算に関する質疑の中で、川口健男議員と江波戸友美議員からの循環バスの長期契約を短縮した場合の違約金に関する質問に対しまして、委託金額の10%の違約金を支払うことになっていると回答いたしましたが、正しくは歳出予算の当該金額について減額または削除があった場合、契約を変更または解除することができ、この場合においては、これらにより受注者に損害を及ぼしたときはその損害を賠償しなければならないと訂正させていただきます。大変申しわけございませんでした。
○議長(浅野勝義君) 議案第5号 平成26年度匝瑳市
介護保険特別会計予算についてを議題とします。
太田高齢者支援課長から、本議案についての概要説明を求めます。
太田高齢者支援課長。
◎高齢者支援課長(太田和利君) それでは、議案第5号 平成26年度匝瑳市
介護保険特別会計予算についての概要につきまして御説明申し上げます。 資料といたしまして、予算書と平成26年度当初予算の概要を御用意いただきたいと思います。 それでは、当初予算の概要の14ページをお開き願います。 平成26年度の
介護保険特別会計の当初予算の規模は29億9,431万1,000円で、平成25年度当初予算との比較では9,125万4,000円、3.1%の増となっております。 それでは、歳入予算の主な内容について御説明申し上げます。 1款保険料は5億2,216万7,000円で、前年度から681万3,000円、1.3%の増です。65歳以上の第1号被保険者が負担する保険料で、被保険者数の増加により保険料も増となります。 2款使用料及び手数料は1,000円で、前年度と同額です。 3款国庫支出金は7億1,596万1,000円で、前年度から2,000万3,000円、2.9%の増です。介護保険事業の執行に必要な国の負担分で、保険給付費の伸びに伴い増となります。 4
款支払基金交付金は8億2,623万円で、前年度から2,604万7,000円、3.3%の増です。保険給付費の伸びに伴い増となります。40歳から64歳までの第2号被保険者が負担する保険料が充てられます。 5款県支出金は4億3,257万9,000円で、前年度から1,544万2,000円、3.7%の増です。介護保険事業の執行に必要な県の負担分で、保険給付費の伸びに伴い増となります。 6款財産収入は2,000円で、前年度と同額です。 7款寄附金は1,000円で、前年度と同額です。 8款繰入金は4億9,009万9,000円で、前年度から2,303万円、4.9%の増です。市の負担分と
介護給付費準備基金の一部が充てられます。平成26年度は
介護給付費準備基金を取り崩し、4,179万9,000円を繰り入れすることから増額となるものです。 9款繰越金は500万円で、前年度と同額です。 10款諸収入は227万1,000円で、前年度から8万1,000円、3.4%の減です。ここには主に雑入といたしまして地域支援事業の任意事業として行うサービスの自己負担金等が充てられます。 なお、歳入予算の詳細につきましては、予算書の281ページから285ページまでに記載のとおりです。 続きまして、歳出予算の主な内容について御説明申し上げます。 1款総務費は8,347万円で、前年度から144万4,000円、1.8%の増です。人件費は減少していますが、第6期高齢者福祉計画・
介護保険事業計画策定に係る経費が増となったことによるものです。 2款保険給付費は28億3,791万1,000円で、前年度から8,980万円、3.3%の増です。
介護サービス利用料の増加に伴うものです。この介護給付費が
介護保険特別会計歳出全体の94.8%を占めております。 3
款財政安定化基金拠出金は1,000円で、前年度と同額です。 4款基金積立金は1,000円で、前年度と同額です。 5
款地域支援事業費は5,762万6,000円で、前年度から1万円、0.0%の増です。介護予防事業や
地域包括支援センター費、任意事業といたしまして配食サービス、
紙おむつ給付事業などの経費を計上しております。 6款公債費は1,000円で、前年度と同額です。 7款諸支出金は530万1,000円で、前年度と同額です。国・県支出金等の精算返納金などを計上しています。 8款予備費は1,000万円で、前年度と同額です。 なお、歳出予算の詳細につきましては、予算書の286ページから301ページまでに記載のとおりです。 以上が平成26年度
介護保険特別会計予算の概要です。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。
○議長(浅野勝義君) 高齢者支援課長の概要説明が終わりました。 質疑を許します。 田村明美君。
◆15番(田村明美君) 幾つか質問をいたします。 まず、歳入なんですけれども、予算書の281ページの保険料で、1号被保険者保険料の
滞納繰越分普通徴収保険料180万円が計上されています。これは、平成26年度で普通徴収で滞納となっている保険料がどれだけ収納できるかという見込みを立てたということだと思いますけれども、この見込みはどういった考え方というんですか判断で、この180万円という保険料を計上したのか御説明いただきたいと思います。 普通徴収になっているということは、年金生活であっても年金額が非常に低いと、月額1万5,000円以下ということですね。そういった方に対して普通徴収、それが滞納になってしまっているということは、非常に納めるのが困難になっている状況だと思います。どういった判断をされているのか伺いたいと思います。 それから、この滞納になっている方について、いざ介護認定を受けて
介護保険サービスの給付をしてもらいたいといった場合にペナルティーが科せられるということですが、そういうその事実ということで、平成25年度現在どういったものがあるでしょうか。御説明をお願いします。 次に、
介護給付費準備基金、積立基金というわけなんですが、この残高は平成25年度末の見込み、それから平成26年度末の見込み残高をどれぐらいと見ているか御説明ください。 次に、予算書の288ページ、歳出に移りますが、認定調査等費という部分があります。その中で、委託料として
介護認定調査業務委託料5万8,000円ですが計上されています。
介護認定調査業務を委託するということですが、これはどういったことなんでしょうか。説明をお願いします。 次のページの289ページ、計画策定事業費の中で、これも委託料ですが335万円、高齢者福祉計画・
介護保険事業計画策定業務ということで、これは平成26年度中に平成27年度からの3年間の計画をつくらなければならないことになっていますけれども、平成26年度中どういったスケジュールでつくっていくのか、段取りを持っているのか伺います。 それから、299ページ、地域支援事業費の中で任意事業費というのがあります。名称のとおり任意で事業を設けることができるというふうに理解していますけれども、ふれあいデイサービス、配食サービス、
紙おむつ給付事業、認知症見守りネットワーク、家族介護教室、住宅改修支援等があるわけですね。もっと介護のサービス的なものを充実してほしいという要望はたくさんあるかと思いますが、この地域支援事業費の中で任意事業ということで設けることができるという条件があるんでしょうか。説明いただきたいと思います。 以上をお願いします。
○議長(浅野勝義君) 椿市民課長。
◎市民課長(椿隆夫君) それでは、私のほうからは180万円、滞納繰越分の積算、これにつきましてお答えをいたします。 まず、先ほど議員さんがおっしゃいましたように、滞納繰越になる原因、これは当然、普通徴収の方、無年金であったりということでございましたが、その中に年齢到達した時点での保険料、これは一度、普通徴収で納めるということになりますので、その方の分、実際は年金の引き落としは翌年からということですが、年齢到達時に普通徴収で納めることになる。このときの未納分、こういったものを含まれているのが実態ではございます。 180万円の積算でございますが、実際、調定額とすれば2,000万円程度のその滞納部分がございますが、例年の滞納の収納額、これが180万円から200万円と、このような状況でございますので、本年度も前年度と同じように同額の180万円を計上したということでございます。 以上でございます。
○議長(浅野勝義君)
太田高齢者支援課長。
◎高齢者支援課長(太田和利君) 私のほうからは、今、田村議員からの御質問で5点ほどございましたので、それについてお答えさせていただきたいと思います。 まず、1点目でございます。保険料未納の場合のペナルティーというところでございます。これにつきましては給付制限という制度がございまして、介護保険料につきましては2年間をもって不納欠損ということになりますので、この不納欠損になりますと、不納欠損の期間に応じまして介護保険のサービスを利用した際の負担が1割であるところが3割になるということがございます。今年度の状況で申し上げますと、今現在、給付制限の対象となっております方、2月末現在でございますが4名いらっしゃいます。このうち、サービスを実際に利用されている方は1名ということでございます。 続きまして、基金残高についてでございます。平成25年度末におきましては、基金残高といたしましては1億1,561万8,000円を見込んでおります。平成26年度につきましては、本日御審議いただいております予算に計上してございますが、この取り崩しを見込んでおります額を見込んだ上で算定いたしますと、平成26年度末といたしましては7,382万円を見込んでおります。 次に、認定調査の業務委託の関係でございます。認定調査の業務委託につきましては、介護保険のサービスを利用する際、例えば施設に入所されている方が市外あるいは県外の施設にいらっしゃる方もいらっしゃいます。市外あるいは県外であっても住所地特例制度がございまして、保険者は匝瑳市ということになりますので、私どものほうで調査をいたすことになります。しかしながら、遠隔地でございますので私どもの調査員が直接調査ができないと、こういった場合につきましては、そういった地域にございます調査ができるようなところに委託をすると、あるいはその施設のほうに委託をするというようなことで委託料を計上してございます。 次に、第6期高齢者福祉計画・
介護保険事業計画の策定のスケジュールでございます。これにつきましては、今現在、
日常生活圏域ニーズ調査ということで、先日調査票を発送させていただきました。この調査結果を取りまとめまして、第1回の運営協議会を5月に行う予定でございます。それから、8月に第2回の運営協議会、11月に第3回。第3回において計画案の審議をいただきまして、12月に
パブリックコメントを実施いたします。その結果を受けまして、1月に第4回の運営協議会において最終計画案を御審議いただくということで、その最終的な決まったものにつきましては、当然、介護保険料の改定が見込まれますので、これにつきましては来年の3月議会のほうに上程をいたす予定でございます。そのようなスケジュールで予定をしております。 次に、任意事業費の関係でございます。これにつきましては、さまざまなそういったサービス、ニーズがございますので、必要に応じて実施していきたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(浅野勝義君) 田村明美君。
◆15番(田村明美君) 高齢者支援課長から答弁いただいた件で、任意事業の関係ですけれども、要望はさまざまある、必要に応じて対応していきたいというお考えはわかったんですが、ただ、介護保険制度の中で、財源は介護保険料で半分を持つということの、介護保険の中でのものですね、そうすると、それだけ任意事業の費用がかさめば介護保険料の引き上げにもつながるということもあろうかと思います。その辺の制限は、上限とか、割合とか、サービスの内容の縛りとか、あるのではないかと思うんですが、答弁いただきたいと思います。 それから、具体的に平成26年度以降、匝瑳市の介護保険の保険者として、任意事業を拡充しようとしているのか、また、どういう判断をしているのか答弁いただきたいと思います。 次に、予算書がもう少しわかりやすくなっているのが平成26年度当初予算についてという資料ですが、この
介護保険特別会計当初予算の概要の2ページ目のところなんですけれども、保険給付費の状況、当初予算ベースということで、
居宅介護サービス、
施設介護サービス、その他ということで、介護保険のサービスの額と増減率が出ています。
施設介護サービスが前年度比6%増、7,000万円の上乗せということで、
居宅介護サービスは0.7%増、890万円の上乗せということなんですね。政府、厚生労働省の方針としては、私は賛成するものではありませんけれども、
居宅介護サービスを拡充して、介護の必要な高齢者も地域に帰って自宅で暮らす方向というような方向を打ち出しています。施設介護というのは需要が高まっていますが、施設数が少ない、ベッド数が少ないということでなかなか利用できない状況、実態だと思うんですね。それにもかかわらず、前年度比で6%増の
介護保険施設サービス額ということで、これはどういう要因なのか説明していただきたいと思います。 つけ加えて、市内で必要性が強く求められている
特別養護老人ホームの増設、新規設置、こういったことについて、国・県の方針との関係で可能性はあるんでしょうか。わかっていることを答弁いただきたいと思います。
○議長(浅野勝義君)
太田高齢者支援課長。
◎高齢者支援課長(太田和利君) それでは、任意事業の関係で財源のところからお答え申し上げたいと思います。 まず、任意事業でございますが、この任意事業を含みます地域支援事業全体につきまして財源の縛りがございます。これにつきましては、保険給付費の3%以内が地域支援事業に充てられる財源ということになります。その縛りの中で事業を実施していくということになります。任意事業につきましても、先ほど申し上げたとおりさまざまなニーズはございます。ただ、こういった縛りもございますので、その中で必要であるものから実施をしていきたいというように考えております。今後につきましても、現在、
日常生活圏域ニーズ調査等を行っておりますので、そのような中でニーズを改めて把握した上で検討してまいりたいというように考えております。 それから、
施設介護サービス給付費が伸びているというところについてでございますが、これにつきましては、実は平成24年にこの近隣の
特別養護老人ホームが増床をいたしまして、匝瑳市でも、平成23年ではありましたが瑞穂園ということで
特別養護老人ホームが新たに設置されました。隣の横芝光町におきましては、第二松丘園の増床ということで50床の増床がございました。それから、同じく横芝光町で三愛ということで新たに80床新設されました。こういったことがございまして、これらの影響というか、こちらにだんだん入所する方がふえてきたということで、一昨年の10月末現在と昨年の10月末現在を比較いたしますと5.5%の伸びが出ておりますので、引き続きその伸びを勘案いたしまして平成26年度の予算を計上しております。 次に、特養のこの地域における増設ということでございますが、これにつきましては、先ほど田村議員がおっしゃったとおり、全体としては在宅ケアに流れていくということで、国のほうの方針ではございますが、施設の整備につきましては、県のほうで広域計画の中で策定していく形になります。ですので、この場合には、この圏域につきましては香取海匝圏域ということで、これから県のほうも同様に介護保険の事業計画の支援計画ということで、県で計画を策定いたしますので、その際にそういったことが検討されるのかなというふう考えております。 以上でございます。
○議長(浅野勝義君) ほかに質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(浅野勝義君) ないようですので、これをもって議案第5号の質疑を打ち切ります。 議案第6号 平成26年度匝瑳市
病院事業会計予算についてを議題とします。
山内市民病院事務局長から、本議案についての概要説明を求めます。
山内市民病院事務局長。
◎
市民病院事務局長(山内保則君) 議案第6号 平成26年度匝瑳市
病院事業会計予算の概要について御説明申し上げます。 資料として、予算書を御用意願います。 平成26年度予算では医師・看護師の確保を最重要課題として、確保対策に引き続き取り組むとともに、
医療サービス向上のため泌尿器等専門外来の充実、職員のスキルアップを図ってまいります。 それでは、恐れ入りますが、予算書の311ページをお開き願います。 初めに、
国保匝瑳市民病院の事業の予定量につきましては、入院で年間患者数を3万2,667人、1日当たりの患者数を89.5人といたしました。また、外来は年間患者数を8万2,960人、1日当たりの患者数を340人といたしました。主たる建設改良事業費は、医療機器等の資産購入費として3,597万5,000円を計上いたしました。 次に、
介護老人保健施設そうさぬくもりの郷の業務予定量につきましてですが、入所では年間入所者数を3万3,945人、1日当たりの入所者数を93人といたしました。また、通所では年間利用者数を6,880人、1日当たりの通所者数を23.4人といたしました。主たる建設改良事業費は、車両等の資産購入費として363万5,000円を計上いたしました。 次に、312ページをお開きくだい。 収益的収入及び支出につきましては、平成26年度から新
地方公営企業会計基準を適用し、病院事業の収益につきましては21億9,987万7,000円、支出につきましては22億6,071万1,000円とし、
介護老人保健施設事業の収益につきましては6億7,972万3,000円、支出につきましては7億312万1,000円とし、新
会計基準適用初年度のみ過年度分賞与等を特別損失とする不均衡予算を計上いたしました。 病院事業収益のうち医業収益は、対前年度比0.7%増の19億4,542万7,000円を計上いたしました。 医業外収益は、他会計補助金の増額及び長期前受金戻入の新設等により、対前年度比26.5%増の2億5,444万9,000円を計上いたしました。 次に、
介護老人保健施設事業の収益のうち施設事業収益は、対前年度比5.5%増の5億3,974万4,000円、
訪問看護ステーション収益は対前年度比14.9%増の7,779万5,000円、
居宅介護支援事業所収益は対前年度比0.9%増の2,796万3,000円、施設事業外収益は他会計補助金の増額及び長期前受金戻入の新設等により対前年度比33.6%増の3,422万1,000円といたしました。 次に、病院事業費用のうち医業費用は、給与費、減価償却費及び資産減耗費等が増額したことにより対前年度比2.5%増の21億5,254万2,000円といたしました。 医業外費用は、企業債利息、消費税及び雑損失等の増により対前年度比42.9%増の4,433万4,000円といたしました。 特別損失につきましては、
地方公営企業会計基準の改正により適用初年度のみ賞与等引当金がないため、過年度分賞与等、特別損失など6,183万5,000円を計上いたしました。
介護老人保健施設事業の費用のうち施設事業費用は、給与費等の増額により対前年度比7.0%増の5億4,271万3,000円、
訪問看護ステーション費用は対前年度比27.0%増の8,480万8,000円、
居宅介護支援事業所費用は対前年度比1.3%減の3,385万8,000円といたしました。 特別損失は、病院事業費用と同様に
地方公営企業会計基準の改正により適用初年度のみ賞与等引当金がないため、過年度分賞与等、特別損失など2,340万円を計上いたしました。 この結果、収益的収入額は収益的支出額に対して不足する8,423万2,000円は
過年度分損益勘定留保資金で補てんするものであります。 次に、資本的収入及び支出についてでございますが、
病院事業資本的収入は企業債が
医療情報システム整備事業の終了による減などによりまして対前年度比2億2,850万円減の1,500万円、一般会計からの繰り入れであります出資金は2,664万5,000円減の3,908万2,000円、医療機器整備事業に係る国保調整金262万5,000円を計上いたしました。
介護老人保健施設事業の資本的収入は、出資金として対前年度比201万9,000円減の4,529万6,000円といたしました。 病院事業資本的支出のうち建設改良費は、超音波診断装置、低温プラズマ滅菌装置等の購入で対前年度比2億3,603万8,000円減の3,597万5,000円、企業債償還金は、対前年度比3,441万4,000円減の5,745万6,000円を計上しました。
介護老人保健施設事業資本的支出のうち建設改良費は、車両等の購入で363万5,000円、企業債償還金は4,348万円を計上いたしました。 この結果、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する3,854万3,000円は、
過年度分損益勘定留保資金で補てんするものであります。 次に、313ページをお開きください。 企業債につきましては、医療器械整備事業に充てるため1,500万円を起こそうとするものであります。 次に、314ページをお願いいたします。 他会計からの補助金につきましては、病院事業で救急医療補助ほか13件で3億936万3,000円、
介護老人保健施設事業で企業債利息補助ほか6件で7,780万4,000円を受け入れるものであります。合計では対前年度比1,119万4,000円増の3億8,716万7,000円となりました。 以上が平成26年度匝瑳市
病院事業会計予算の概要であります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(浅野勝義君)
市民病院事務局長の概要説明が終わりました。 質疑を許します。 浪川茂夫君。
◆17番(浪川茂夫君) 昨年度の業務の予定量と今回の予定量を比較してみますと、外来患者が昨年度は7万8,400人の予定になっております。日当たりにすると321.3人でございますが、今回の予算を見ますと、外来はトータルで8万8,960人、日当たりで340人ということでふえているんですけれども、平成26年度の外来患者の増加ということを見ているわけですが、その確保の予定はどのようになっているんでしょうか。
○議長(浅野勝義君)
山内市民病院事務局長。
◎
市民病院事務局長(山内保則君) 外来患者の伸びにつきましては、平成25年度の今1月までの外来患者数は月当たり6,541名となっております。このところ、外来患者様につきましては伸びを示しておりますので、平成26年度につきましても引き続き外来患者様に多く来ていただけると、このように予想しております。 以上です。
○議長(浅野勝義君) ほかに質疑はありませんか。 林明敏君。
◆1番(林明敏君) それでは、ちょっと教えていただきたいんですが、平成26年度当初予算についてのページの18ページに、病床利用率が57%と記載されておりますが、素人で申しわけありませんが、病床利用率が上がると収益が上がるということでよろしいんでしょうか。 また、病床利用率を上げると収益を上げるのに、長期入院患者でもよろしいんでしょうか。お伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(浅野勝義君)
山内市民病院事務局長。
◎
市民病院事務局長(山内保則君) 病床利用率と長期入院患者様についてお答え申し上げます。 まず、病床利用率が上がると収益が上がるのかとの御質問です。議員さんおっしゃるとおりです、結論から申しますと。病床利用率とは、現在、匝瑳市民病院の全病床157床のうちどれだけの患者さんが入院されたかを示すものであります。したがいまして、病床利用率が上がるということは入院患者様がふえるということになりますので、当然その分、収益が上がるということになります。 次に、ではその率を上げるための長期入院患者様が入った場合はどうかという御質問ですが、これも結論から申し上げますと、長期入院患者様がふえますと収益は減ります。現在いただいております入院料につきましては、満たさなければならない条件が幾つかございます。その中の一つに平均在院日数という項目があります。これは全病棟に入院されている患者様の入院期間の平均が、今の規定で申しますと平均21日以内でなければ今の入院料はいただけないということになります。これを超えますと、全入院患者様に対しての入院料が少なくとも3カ月間は減額という形になります。 これは、平均が21日を超えて24日まででしたら1人1日当たり2,080円、24日を超えて60日になりますと3,660円、60日を超えてしまいますと7,250円が減ります。これを平成25年度の平均の入院患者数で計算しますと、24日以内では月当たり501万9,000円、60日以内ですと883万2,000円、60日を超えますと1,749万4,000円、この分が月当たり減ってくるということになります。したがいまして、入院期間が長期にわたる患者様がふえますと収益が減り、病院経営が一層厳しくなると、このようなことになります。 以上です。
○議長(浅野勝義君) 林明敏君。
◆1番(林明敏君) ありがとうございました。 またちょっとわからないんですが、急性期とか医療療養型病床とか、そういうのによってまた違うんでしょうか。 それと、長期入院、今お答えいただきましたが、脳卒中などで生命維持装置をつけた方を長く入院させるようなことは、市民病院では無理なんでしょうか。 また、現在の施設で病院が収益を得るために理想とする病院の利用方法とはどのようなものか、お教え願いたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(浅野勝義君)
山内市民病院事務局長。
◎
市民病院事務局長(山内保則君) 3点ありますうちの最初の療養型病床とかそういった形はできないのかという御質問かと思いますが、施設基準というのがございまして、今現在の匝瑳市民病院というのは旧来の施設基準に基づいていますので、療養型に転換しようとするためには新しい基準、これに合致しなければならないということがあります。そうなりますと、廊下幅、病室の面積、これが足りないということになってきますので、シミュレーションしたのですが、大幅な改修をしなければならない。といいますと、ベッドを減らさなければならない。そうなりますと、収益のことで考えますと、療養型に転換した場合は改修費用も含めてかなり費用のほうが突出すると、このような形になろうかと思います。
○議長(浅野勝義君) 菊地病院事業管理者。
◎病院事業管理者(菊地紀夫君) 脳卒中の後の人工呼吸器をつけた患者というお話ですけれども、急性期には脳卒中の後に人工呼吸器が必要になる患者さんが多いんですけれども、その後ずっと人工呼吸器が必要になるかというと、決してそうではないんですね。呼吸が戻るのは通例です。 では、人工呼吸器を必要とする患者さんをどのくらい受け入れられるかというと、それは人工呼吸器を何台持っているかと、それからその人工呼吸器を動かせる病室が幾つあるかということにもよるんですけれども、実は内科のほうに人工呼吸器2台、それから外科で1台持っております。ですから3台しかないという状況で、長期間それを占有し続ける患者さんが入ってしまうと、内科は呼吸器内科を診療しておりますので、急に呼吸状態が悪い方がおられたり悪化したりする方がいて、そのときにタイミングよく人工呼吸器を使わなければならないわけですから、必ず人工呼吸器をあけておかなくちゃならない。 それから、在宅で人工呼吸器を使っているALSの患者さんも3人ほどいらっしゃいます。そういった人たちが急変したときにも必要ということで、埋めてしまうわけにはいかない。外科の場合は手術を行いますので、高齢者の手術を今たくさんやっています。高齢者の方は麻酔の覚めが悪い。一晩ぐらいは人工呼吸器で補助しないと回復は思わしくない方がいますので、そういった方にやっぱりとっておかないと診療ができないというのが現実なんですね。 だからそういう意味で、脳卒中の患者さんで人工呼吸器をつけた患者さんを受け入れることはできます。受け入れても、多分、それは長期にはならないということで、現実的にも受け入れしていますけれども、そういうふうにお考えいただければと思います。
○議長(浅野勝義君) ほかに質疑はありませんか。
山内市民病院事務局長。
◎
市民病院事務局長(山内保則君) 申しわけございません、一つ答弁漏れがございました。理想とする医療の形、収益を上げていくために理想とするのはどういう形かという御質問がございました。 今現在、今の事業管理者の説明にもありましたように、内科の場合は呼吸器内科という専門医がございます。この専門医は旭中央病院の呼吸器内科の先生が半減したということもあり、今現在、匝瑳市民病院にはかなり患者さんが来ていただいております。 収益的に申しますと、一番はやっぱり収益は外科です。外科で短期の手術をさせていただいてベッドの回転率を上げていただくというのが一番の形かと思います。当院で多くやっておりますのは胃カメラとかですね、胃カメラでもって早期のがんでありますとかポリープを切って、その後二、三日入院していただくと。それ以外にはがんの患者さんの化学療法を1週間くらいの単位でやらせていただいていると。こういう患者さんがどんどんふえてきますとベッドの回転率が上がりますので収益が上がってくると、このようなことかと事務局的には思っております。 以上です。
○議長(浅野勝義君) ほかに質疑はありませんか。 川口健男君。
◆5番(川口健男君) 今年度、議員と市民病院幹部との意見交換会がございました。その席上でもって旭中央病院からの派遣を受けている医師が帰ってしまうというお話を伺ったわけでございますが、今年度のこの予算につきましては医師が減るという前提で立てているんでしょうか、前年度と変化ないということで立てているんでしょうか。その点をお伺いしたいと思います。
○議長(浅野勝義君)
山内市民病院事務局長。
◎
市民病院事務局長(山内保則君) 旭中央病院からの派遣医及びそれにかかわってくる経費につきましては、予算に盛り込んでおります。と申しますのは、旭中央病院からの派遣がされないということが決まりましたのが2月に入ってからでございますので、そのときには既に予算編成を行っておりましたので、これについては入れさせていただいております。 以上です。
○議長(浅野勝義君) 川口健男君。
◆5番(川口健男君) そういたしますと、派遣医の分の費用は減るわけでございますが、当然、1人の医師が診れる患者数には限界があると思うわけなんです。特に病院経営においては、現在、匝瑳市民病院においては、医師の確保をしなければこれ以上の収益向上というのは見込めないという意見があるわけでございますが、そういたしますと、減にならないという前提に立っての予算書ということになりますと大きく変わってくるんじゃなかろうかと思うわけなんですが、いかがでしょうか。
○議長(浅野勝義君)
山内市民病院事務局長。
◎
市民病院事務局長(山内保則君) 旭中央病院からの派遣の医師は減りますが、この4月から1名、内科の、それこそ旭中央病院から来ていただいたと同じように、3年目の先生に着任していただくことが決定しております。ただ、この先生につきましては今のところ、アメリカへの留学を希望されておりますので、短期になる可能性もございますが、一応、旭中央病院からの派遣の経費とほぼ同額、1年間いらっしゃっていただければほぼ同額となりますので、1年頑張っていただくという前提のもとで予算の修正はしておりません。 以上です。
○議長(浅野勝義君) ほかに質疑はありませんか。 日色昭浩君。
◆4番(日色昭浩君) 業務予定量についてお伺いをしたいと思うんですが、311ページに業務予定量が載っているわけですが、平成25年度の当初予算との比較でいきますと、病院のほうは外来患者数については平成25年度と同じ数を上げているんですが、入院のほうは減になっている。 それから、ぬくもりの郷のほうですが、入所数については減になっているんですが、通所については増に見込んでいると。この辺の根拠ですね、どういう根拠でこういう見込みを立てたのか。それについてお尋ねをいたします。
○議長(浅野勝義君)
山内市民病院事務局長。
◎
市民病院事務局長(山内保則君) 申しわけございません。手元に資料を持っておりませんので、後ほど回答させていただきます。
○議長(浅野勝義君) 石田勝一君。
◆19番(石田勝一君) これは市長にお尋ねしたいんですけれども。 病院の収益を上げるということについては、事務局長のほうからも今、病院関係の話がございましたけれども、過日、市民病院の病院管理者を初め、各先生方との意見交換会を議会として持ちました。 病院の経営、収益を上げるためには、何といったってこれはお医者さんの招聘ということだと思います。病院としては、医師招聘専門のコンサルタントをお雇いになっていると。この方の意見などもそのときにいろいろ聞きました。その方がおっしゃるには、医師の招聘は幾つか理由はあるんですけれども、一つは自治体の確固たる信念と申しますか、こういう姿勢をもって病院経営に当たりたいので、その方針をきちっと出してもらうことが医師招聘の一つの大きな要素であると、こういう話を私は承りました。 それと、お医者さんが成田日赤病院から1人おいでになっていただいたと。その先生の収入が匝瑳市民病院に来ましたら約350万円ほど減額であったと。こういうことで、やはりこれは通常考えまして、仕事をしている現在の収入からそれほどの金額が減るようなお医者さんを、来てくださいと言ってもやはりそこは抵抗あると思いますね。病院管理者のほうからは、予算執行に対して、病院のお医者さんの数等を勘案しまして3,500万円ほど上げてもらえないかという要望が出ておりますと。しかし、市長はなかなか難しいということで、約3,500万円の金額アップについては結果的には認められないというようにお答えになったというふうに承りましたけれども、そういうことであるとすれば、これはなかなかお医者さんの招聘は難しいんじゃないかなと。これは単純に今考えると考えられたわけですけれども、この点を市長職として、執行職の責任者として、それはいろいろマニュフェストも出されておりますように、最初に立候補されたときも病院経営の健全化ということは大々的にうたったわけですから、その実現の過程において、実現ができるかどうかというところに来ていると思うんですよ。したがいまして、その辺の決意と申しますか、姿勢をきっちりとこの辺で出していただければと、こう思いますので、お答えを願います。
○議長(浅野勝義君) 太田市長。
◎市長(太田安規君) ただいまの石田議員の医師招聘に係る費用の部分についてということと、また、医師招聘に対する市長としての考え方、そして市民病院の経営健全化の考え方ということでの御質問だというふうに理解をして答弁をさせていただきたいと思います。 まず、医師招聘に当たっての、1人の医師を招聘するために300万円から350万円くらい引き上げることができないかということで、その方策を講ずるということになりますと、医師の相対的な数、10名と仮定しますと3,000万円から3,500万円くらいの給与の引き上げが必要になるということで、これは12月の議会の中でも御質問がありましてお答えをさせていただいたところであります。この話は事業管理者と事務局長と私の中で相談をさせていただきました。病院のほうからはそのような形で提案をさせていただいたんでありますけれども、なかなか一概に給料を上乗せするからといって、医師が招聘できたとしてもなかなか今後の問題といたしまして、3,500万円以上の費用が必要になってくるということを考えますと、現在でも3億円から4億円くらいの一般会計からの繰り入れをしておるという中で、非常に厳しい数字になることは間違いないということの中で、なかなか難しいであろうというふうに私は考えたところであります。それよりも内部の体制をもっと充実したほうがいいのではないかというふうな気持ちも持っております。 そして、本市の匝瑳市民病院の医師の給与が低いということであれば、これは検討をして是正をしていく必要があろうかというふうに思っておりますので、近隣の関係の病院との給料の比較ということを調査していただいて、そして匝瑳市民病院のほうでどうしても足らないと、低いというような場合があれば、これは改善をしていく必要があるだろうから、そちらのほうを調査してくれということにお願いをしてあります。 また、どうしてもお金ということになりますと、近隣の公設病院の中においても多額の医師の給与の支払いの中、非常に苦労をしておる自治体もあるわけでございます。本市といたしましても、そのような自治体にならないような形で頑張っていただきたいというふうに思っておるところであります。そういう中で、また私のほうから管理者そして事務長のほうに、いいお医者さんに来ていただくため、そしてまた、現在一生懸命勤務に当たって、治療に当たっていただいておるお医者さんに対しては、インセンティブをつけられるような、そういう給与体制にはできないものか検討してくれというふうにお願いをしてあるところであります。 そのような中で、お医者さんに対する給与のアップ、招聘のための給与体制ということよりも、内部体制をしっかりしていい病院にしていきたいというふうに考えておるのが私の思いであります。 以上です。
○議長(浅野勝義君) 石田勝一君。
◆19番(石田勝一君) 12月も答弁したということですけれども、過日、病院管理者を初め各先生方との忌憚のない意見交換の中で、現実に私ども議員が聞いた大変重要な問題ですので、私があえて今ここで質問したわけですけれども、内部努力、これは当然のことだと思いますよ。これはもう過去においても、かなりできる範囲内で病院当局としては、私は努力してきたんじゃないだろうかと。これは施設の古さあるいは医療機器のさらなる充実と、いろいろこれは物理的に充実をしなければならないという点もあると思いますけれども、やはりお医者さんに来てもらう、お医者さんの人数がふえる、ふやすということが、私はやはり最大眼目じゃないだろうかと、このように考えます。 私個人の意見としましては、病院の経営というのは別にそんなに収益を上げなくても、いわゆるツーペイで行ってくれればよしかなと。多少の赤字が出ましても、財政の規模にもよりますけれども、一般会計からのある程度の繰り入れは、これは病院維持、経営のためにはやむを得ないんじゃないかなと、私個人ではそう思っております。 ただ、その額のパーセンテージもございますけれども、私もかなりはっきりお尋ねしましたから、市長も今いろいろ御答弁になりました。ですので、今後、我々も注視しておりますので、もうそろそろ結論も出さなければならない時期に早晩来ると思いますよ。いわゆる政治決断が必要じゃないだろうかと、こういう点もひとつ念頭に置いていただいて、それと、先ほどお答えがなかったんですけれども、当自治体としての医師招聘の理念と申しますか、どういった目的を持って当市としての医師招聘をするのかと、これはコンサルタントの方も言っていましたけれども、これについてお答えをしていただきたいと思います。
○議長(浅野勝義君) 太田市長。
◎市長(太田安規君) 医師招聘に関しては、市としても病院としてもいろいろ手段といいますか、制度をつくっておるところであります。御案内のように、医師を紹介してくれた方には何年か、その紹介してくれた医師が勤務していただいた場合には100万円報奨金をやるとか、そしてまた、今回も条例改正という中でお願いをするわけでありますけれども、医師や看護師等の奨学金の問題もいろいろ、年々考えながらいい方向へ、また、招聘できるような形の条例ということも考えておるわけであります。そのようなことを御理解していただきたいというふうに思います。 また、医師の給与という問題も、これからも恐らく各病院でも大きく取り上げられる時期になってくるのではないかというふうなことは私も想像はしております。 そして、コンサルタントの件ですけれども、実は私、コンサルタントを頼んでコンサルタントに全面的にお願いするということよりも、関係者が一丸となって医師の招聘に係るその姿勢をつくっていきたいというふうに思っております。 以上です。
○議長(浅野勝義君) 石田勝一君。
◆19番(石田勝一君) 市長、いろいろ今、御意見を承りましたけれども、現実にもう匝瑳市民病院の先生の中には、いわゆる定年という年限に近くなってきておりますベテランの先生方もおりますし、病院管理者を目の前にしてそういったことは何ですけれども、現菊地病院管理者が千葉大のルートといいますか、このルートがまだあるから千葉大からお医者さんを、派遣していただくということはちょっと何ですけれども、千葉大にお願いをして来ていただいていると。このルートと申しますか、この関係がもし切れてしまうような、途絶えてしまうような事態になってしまったら、私は市民病院の存立はかなり厳しくなってくるんじゃないだろうかと。 ですから、ここ一、二年、長くても二、三年のうちに思い切った措置を講じないと、ほかの病院さんはともかくとしても、私どもにとってはこの匝瑳市民病院が何といっても命の道ですから、そういうことを重々御認識をいただいて対処していただきたいと、このように要望させていただきたいと思います。 以上です。
○議長(浅野勝義君) ほかに質疑はありませんか。
山内市民病院事務局長。
◎
市民病院事務局長(山内保則君) 先ほど日色議員の質問に留保させていただいたことに関してお答え申し上げます。 平成25年度の予算と比べますと入院の率が下がっておると、また、ぬくもりの郷の通所の利用者数の予定量が上がっておると、この理由はとのお尋ねでございました。 まず、入院につきまして、昨年度が病床利用率が62%、今年度が57%を計上させていただいております。差し引きいたしますと5%減ということですが、御承知のように、医師が少なくなってきたということもございまして、病床利用率はやはり平成25年度、平成24年度等に比べまして落ちてきております。この事象を反映しまして、5%下げさせていただいた予定量とさせていただいております。 一方、ぬくもりの郷の通所につきましては、御案内のように平成24年12月から、それまで月曜日から金曜日であったのを土曜日も含めてやっております。それによりまして利用者数はふえてきております。もちろん、平成25年度の当初につきましてはまだ改修直後ということもありまして余り大きな数字を上げておりませんでしたが、今現在は大体、月曜日から土曜日までを平均して二十一、二名の通所者に来ていただいております。今後もどんどんふやしていきますので、予定量といたしまして23.4人の1日平均という形にさせていただきました。 以上でございます。
○議長(浅野勝義君) 日色昭浩君。
◆4番(日色昭浩君) 説明はわかりましたけれども、病院のほう、医師の問題で入院患者数を減らしたという話なんですが、外来については減らしていないんですね、同じ数を見込んでいると。医師は減るけれども外来患者は減らさないということは、その辺はどういうことなんでしょうか。
○議長(浅野勝義君) 菊地病院事業管理者。
◎病院事業管理者(菊地紀夫君) 常勤医は減少していますけれども、その減少の分は千葉大にお願いをして、外来を担当する医師は増員をすることになっております。 それともう一つ、この4月から、しばらく休止しておりました泌尿器科の外来を再開をすることにいたしました。何とか専門医の確保はできましたので、週1回ですけれども、これによって外来の患者数は増加をすると、そういう見込みです。 以上です。
○議長(浅野勝義君) ほかに質疑はありませんか。 岩井孝寛君。
◆20番(岩井孝寛君) 1点、お聞きいたします。 病院関係で、もう既に昨日の新聞報道によると、佐原市ですか、小見川総合病院と佐原県立病院が老朽化して云々ということが書かれておりますが、当市ももう老朽化がかなり進んでいるというように感じられます。その点で、既にもう建てかえが来ても当然ではなかろうかと、このように考えておりますけれども、その点はいかが考えているのかどうか。 それと、あわせて、前任者の江波戸市長市政時代に私が病院に不安を感じたのが、総合市立病院の「総合」をいきなり外したものですから、あれと思っていたら、「総合」を外しても何ら問題ないんだよと、病院には違いないんだというような言葉でございましたが、総合病院の「総合」を外してただ市立病院、はてなと思いましたが、私ども素人でございますけれども、これ、だんだんやっていったら、しまいには普通の施設の病院になってしまわないかなと、かように考えていますけれども、総合病院の「総合」を外したからどうこうということではないんですけれども、老朽化の件に関しては少し考える検討の余地があると思います。 それと、やはり先ほど石田議員からも話がありましたように、先生方の定年をもう二、三年に控えているという人が数名いるようにも先般聞きますけれども、その補充対策はどのように考えているのか、その点をお聞かせください。
○議長(浅野勝義君) 太田市長。
◎市長(太田安規君) それでは、私のほうから病院の老朽化に伴いましてどのように考えておるのかということについてお答えさせていただきたいと思います。 実は、議員の皆様も御案内のように、平成24年11月ですか、市民病院のあり方検討会の中の答申の中で、病院の改築を考えたほうがいいのではないかというような答申をいただいたところであります。そして私も、昭和33年からの開設ということで、その後何回か改修はしておるんですけれども、老朽化は否めないというふうに感じております。いつかは建てかえをしなければいけないだろうというふうに考えております。 ただ、私が就任して市民病院のアンケートをとらせていただいたときに、病院の老朽化に伴う改修の項目の中で、新しく改築をしたほうがいいという御意見よりも、改修をして頑張ったほうがいいというような御意見のほうが多かったというふうにお答えを頂戴しておるわけであります。しかしながら、年々老朽化が進みますので、いつかは改築をしなければいけないということは頭に入っておりますけれども、本市の建設の計画のことを考えますと、現在、教育関係のほうでどうしても耐震の工事を進めなければいけないということで、平成28年までには何とか教育関係の建設はめどがつくというような状態の中で、また本市にかかわる建設費の中で、東広のごみ処理あるいは最終処分場の建設、そしてまた病院は病院のあり方検討委員会からの答申を受けておるんですけれども、消防関係から言わせると、また消防関係のほうでも消防の本署のほうの改築をお願いしたいというような要望も承っておるところであります。 そのような問題をどれから先にかかれるかというようことを、教育関係機関の建築が終了する時点において、優先順位を決めてこれらに対してかかっていかなければならないだろうというふうに思っています。その中に病院もあるということを御理解いただきたいと思います。 以上です。
○議長(浅野勝義君) ほかに質疑はありませんか。 菊地病院事業管理者。
◎病院事業管理者(菊地紀夫君) 総合病院の名称についてお答えをします。 私が来たときは八日市場市立病院という名前で、その当時、外科、内科、整形、それから産婦人科の4科が常勤医で運営をしておりました。そこに総合病院化に必須の小児科とそれから眼科、耳鼻科の常勤科をそろえて、それで八日市場市民総合病院という、そういう名称を得ることができたわけです。 現実に今、現在は外科、内科、あと整形の3科ですので、古い概念の総合病院としてもその要件を満たさない。それで、実は今は総合病院というそういう名称はもうなくなっているんですね。最近新しく名称変更したところはみんな、はやりが医療センター、メディカルセンターというんですけれども、どこも「総合」というところはつけていないんです。もうそういう枠組みがなくなっているので、そういうことと、それから現実を見据えて、もう「総合」というのはつけられないというのが現実だろうと思います。別に「総合」というのはもう意味がなくなっているというのが実態だろうと思うんです。それでも「総合」は欲しいというお話でしょうかね。 蛇足ながら、医師確保についてちょっと一言、言わせていただければと思うんですけれども、当院はずっと千葉大の関連病院としてやってまいりました。来年度も外科については、私どもの施設は日本外科学会の指定施設として若い医師の修練をする場所なので、また私と手術をしたいと言って力のある者が1人出張してまいります。ところが、内科は宇田副院長が循環器内科ですけれども、この12年ほどにわたって私は再三、教授にお願いをしてきていますけれども、恐らく副院長が退職されるときには、後任の補充は見込めない。それから、呼吸器内科は海野先生、頑張っていただいていますけれども、ここも海野先生がおやめになると補充はないというふうに私は思っています。ですから、3年後には、ことし入られる先生もアメリカに留学ということになれば、もう内科の医師は2人になる、その先は1人になるという状態が、これはもう考えておかなくてはいけない。 ですから、病院を運営していくための内科医師の確保というのは、ことしが正念場だろうというふうに思っています。ことし何とかできなければ、病院を存続させることは非常に厳しくなるというふうに思っております。 ちょっと蛇足ながら、すみません。
○議長(浅野勝義君) 岩井孝寛君。
◆20番(岩井孝寛君) なんでかんで「総合」が欲しいというわけではないんですけれども、ただ、寂しさを感じたなと、このように感じております。ですから、できるものならば全ての利用が市立病院で可能だなと言われるように、市民の声から聞いているものですから。 それと、私も病院にはかなりお世話になっております。たまたま2カ月ほど入院したときにも、看護師さんがはてなというような感じで、どうしたのと言ったら、血圧計が何かはっきり測れないと、こういうようなふうで、どうしたのよと言ったら、エアが入っちゃうのと。エアが入るような血圧計を使っているのと。だってなかなか匝瑳市さんも大変でしょう、お金がと言うから、買ってもらえばいいのに、そういう旧式な血圧計でなくて。今から来る新しい医師は、最新鋭の器具でもって、最新鋭の器械でもって育ってきているものですから、やはり最新鋭の器具を病院も取りそろえて、不安のないような体制をこれから整えていったほうがいいではなかろうかなと、個人的にそう考えましたものですけれども、その点はどうでしょうね。古い器械も結構あると思いますけれども、最新鋭の器具をそろえて、新しい若手の医師もどんどん育てていくような病院にいくような要素はございますかね。その辺をお答えください。
○議長(浅野勝義君) 菊地病院事業管理者。
◎病院事業管理者(菊地紀夫君) 医療機器につきましては、必要とされるものを順次更新をしています。予算に限りがありますので高望みはできませんけれども、診療に必要なものは順次そういう更新をしておりますので、決してよそと見劣りするものではないというふうに思っております。
○議長(浅野勝義君) ほかに質疑はありませんか。 田村明美君。
◆15番(田村明美君) 太田市長の答弁2点について、現在の判断された答弁があったわけなんですが、初めのほうでは医師の給与、給料の引き上げ、それから2点目は病棟の新築、改築について。いずれもゴーサインではなくて消極的、まだまだ判断できないと、そういったような答弁内容だったかと思うんですが、ただ、菊地病院事業管理者の答弁ですと、ことし平成26年度1年間というのが正念場だと考えていると。このときによい動きができなければもう立ち枯れ状態で、いずれは匝瑳市民病院閉鎖もあり得るのではないかと、そういうような感触を持っているという答弁だったと思うんですね。本当にギャップが大きいというんですか、答弁の内容が同じ執行部の立場にある方々なんですが、違うというふうに感じました。市長にぜひ病院事業管理者の意向をよくわかっていただいて、早い段階でのゴーサインをいただくべきものではないかと私は考えています。 ことし正月早々から、高齢の家族が一定程度の期間入院することがありました。それで、家族の一員ということでたびたび病院に通いましたので、入院した場合に匝瑳市民病院の中がどうであるかということが少しわかりました。やっぱり感じましたのは、廊下が狭すぎる、それから自由に、例えば体の自由がきいたりリハビリが必要だったりする入院患者さんが、自分の意思でリハビリ的なことをやろうとするにもそのスペースがない。それから、ベッドを、たびたび部屋を移動したりすることがあるわけですが、移動するにも看護師さんたちが大変労力を使ってやっている。それは、室内も狭いし、廊下も狭いし、機器も古いという、そういったところだろうと思うんですね。 それから、病院内の患者給食は決しておいしい内容ではありませんでした。若い患者さんが食欲に任せて食べることはできるのかもしれないけれども、食欲が減退している患者さんが、これは何とか食欲に結びつく、おいしいから食べたくなるというものでは残念ながらありませんでした。これはやっぱり委託していますので、食材の質は決してよいものではないんじゃないかと、そこに問題があるんじゃないのかなというふうに思いました。 ですから、入院してみると、医療、技術的にも、それから薬剤的にも、高度なものというのは求めたくなるわけですね。早くよくなりたい、あるいは難しいと言われている場合でも少しでもよくなりたいというのは強まるわけですね。そういったときには、最新の医療能力を持っている病院かどうかということになるわけですけれども、でも、多くの病気やけがが最新の医療能力を必要としなければならないものではなくて、慢性疾患だったりして、地域医療の病院の中で標準的な医療が受けられればよくなっていく、そういったものがほとんどではないかと思います。そういう病院の施設と医療内容があるかどうかというのが、匝瑳市民病院が今、市民から求められているものではないのかなと思うんですけれども、それには、やっぱり施設が余りにも老朽化し過ぎているというのを痛切に感じました。 それからもう一つは、医師の人数が少ないために、入院している患者さんを回診してくれる回数が非常に少ないという問題があります。それは、特に内科のお医者さんはみずからおっしゃっていましたけれども、人数が少ないので、外来が多いと病棟までなかなか回らなくなるという話でした。それをカバーする、フォローするということで、看護師さんの役割が大きいと思うんですね。ですが、看護師も、看護師不足とずっと言われているように人手は少ない。それを補うのが看護助手という方々です。看護助手は、正規職員の方は恐らく1人もいなくて、臨時職員という待遇で雇用されているのではないかと思うんですが。 病棟の早い段階での新築、改築と同時に、今すぐにでもできることとしては、看護師をふやすことが続けていく中で困難ならば、看護助手をもっとふやしていただくべきじゃないかなと思います。看護助手と看護師さん、それからドクターとの間で意思疎通が常に図られていて、ミーティングが特に看護師、看護助手の間で行われているならば、入院患者さんにとって滞りのない、また何かあったときもすぐ急変がわかるといったような施設になるんじゃないかなと思うんですけれども。 市長にもう一度答弁いただきたいんですが、施設問題とそれから人件費問題、経費の問題ですが、匝瑳市の一般会計から繰り出しを大きくしても、やっぱり充実させるべきだと考えますけれども、いかがでしょうか。 あと、具体的な、看護助手をふやしていただきたいという件については、踏み込んだ答弁もいただきたいと思います。
○議長(浅野勝義君) 会議の途中ですがお知らせいたします。 病院事業管理者が都合により午前中で退席となります。したがいまして、事業管理者に直接答弁を求めるもののみ先に質問をお願いいたします。それ以外は午後ということになりますので、よろしくお願いいたします。 太田市長。
◎市長(太田安規君) それでは、私のほうから田村議員の御質問に答弁させていただきたいと思います。 最初に、市長と事業管理者との話が、執行部同士で話がちょっと食い違っているんじゃないのかということで、もう少し統一して病院の経営に当たったらどうだというようなことでありますけれども、御案内のように、2年前に病院を一部適用から全適に移したわけでございます。その全適に移す内容といたしまして、その権限と責任を病院管理者のほうにおいて、自主性の強化と効率化に努めていただくというような形で2年間経過しておるところでございます。 そして、特に医師の問題、招聘の問題、そしてまたこれからの病院の建てかえ等につきましては、特に多額の費用がかかるものでありますので、こういう問題に対しましては、私も病院の開設者といたしまして責任を持って事業管理者との話し合いを通じて、病院がよりよい体制また運営をしていくために努力をしていくということをお答えさせていただきたいと思います。 以上です。
○議長(浅野勝義君) 山崎議員、質問ございますか。
山内市民病院事務局長。
◎
市民病院事務局長(山内保則君) 看護助手の増員の御質問にお答えいたします。 まず、看護助手でございますが、正規職員のほうはいないというお話でしたけれども、正規職員につきましては1名、正規職員がございます。この者は、居宅介護支援事業所が過去にありまして、それが閉鎖したときに、本人の希望により病院の助手で働きたいということがありましたので、この者は介護福祉士を持っておりますので、介護福祉士としての給料でもって看護助手をしていただいております。 看護助手につきましては、病院の中の職員という中の枠には入りません。ですから、全て、1名を除いて非常勤職員という形で採用させていただいております。議員さんがおっしゃいますように、最近の入院患者様は御高齢の方がふえておりますので、どうしても看護以外に介護のようなものがふえてまいります。それがありますので、その辺の介護及び看護の業務の補助という形で、看護助手の募集は常にさせていただいておりますが、残念ながら応募されてくる方が圧倒的に少ない状況でございます。ハローワークにも出しております。「広報そうさ」にも出しております。ホームページにも出しております。考えられるありとあらゆる形で募集はしておりますが、残念ながら集まってこないというのが現在の状況でございます。 以上です。
○議長(浅野勝義君) 山崎等君。
◆2番(山崎等君) 今議会、私も末席から一つ繰り上がりまして、きのうもインターネットを見ている市民の皆さんから、おまえちょっと楽しているんじゃないかということで、きょうからまた襟を正しながら質問させていただきたいと思います。 これで、公営企業体に移管しまして2年近くということでございます。その中でちょっともう一回確認させていただきたいんですけれども、事業管理者の執行権の流れの中で、一種の給与問題、一つ例にとらせていただければ、その医師給与の決定権、これは事業管理者がお持ちでしょうか。
○議長(浅野勝義君) 太田市長。
◎市長(太田安規君) 地方公営企業法の中で管理者の担任事務といたしまして、職員の任免、給与、勤務時間、その他の勤務条件、懲戒、研修及びその他の身分取り扱いに関する事項を掌理することということになっておりますので、当然、給料ということも含まれておりますので、医師の給与ということも事業管理者のほうの管理、掌握に当たるというふうに理解をしていただいて結構だと思います。 その中で、恐らく、昨年の12月、事業管理者のほうから市長のほうに、医師招聘による給与増をしなければいけないんだけれども、というような形で相談があったということになろうかと思います。恐らく、私といたしましては、事業管理者のほうで、またそういう形になれば市のほうの繰り出しの部分が多くなるのではなかろうかというような、そういう配慮があって相談されたというふうに私自身は理解しております。 以上です。
○議長(浅野勝義君) 山崎等君。
◆2番(山崎等君) 私も、今の市長の答弁の内容と感じ的にはそういうふうに感じとっていたわけでございます。黒字経営の場合は管理者が執行権をほとんど使えると、しかしこの繰り入れのことがあるからお伺いを立てたのかなと、事業管理者がですね、そのように私も解釈しているところでございますが、そこで、事業管理者として、私が、菊地事業管理者が責任をとるからいいぞと、これ上げてくれというようなお気持ち、今後の流れの中で、事業管理者としての気持ちはありますでしょうか。お伺いしたいと思います。
○議長(浅野勝義君) 菊地病院事業管理者。
◎病院事業管理者(菊地紀夫君) 医師を獲得するために何が必要かということを考えますと、1番はよい先輩がいること、2番は施設、それで3番目に見合うだけの給料ということというふうに考えています。ですから、私としては増額をして来てもらえるような人を探したいというふうに思ってはいます。
○議長(浅野勝義君) 山崎等君。
◆2番(山崎等君) 気持ちはこれで理解、私はしましたけれども。 それと3月3日の日でございますが、私のところに市民の2名の方々から、外来患者だと思うんですけれども、システムの故障で非常に会計が大変だったというような問い合わせがありまして、私も内容がまるっきりわからなかったもので、その辺の、どういうことが起きていたか、ちょっと説明をお願いしたいと思います。
○議長(浅野勝義君)
山内市民病院事務局長。
◎
市民病院事務局長(山内保則君) 3月3日から新しい医療情報システム、ここの議会でも御説明いたしましたけれども、いわゆるオーダリングシステム、これが新しいシステムで稼働をさせていただいております。新しいシステムが稼働したので、当然のことながら入力する医師、看護師、また事務職員等は、やはりどうしても戸惑いがございます。どうしても遅い、今までと違う形ですから遅くなっております。それと同時に、システムが新しくなったわけですから、例えば処方の内容が違ったりとか注射の内容が落ちたり、検査の内容が落ちたりというようなことがないか、これの確認の作業もしております。それでもって診察もおくれましたが、会計に情報が飛んでくるのがおくれましたので、会計でのほうで大変患者様には御迷惑をおかけいたしました。システムの故障ではございません。 ただ、このことは当然のことながら予想はされましたので、まず、2月の最後の週に院内に掲示をさせていただきましたし、27日からは院内で、3日の日からシステムが動きますので申しわけございませんが御迷惑をおかけすることがあるかもしれませんというアナウンスもさせていただきました。また、3日からも、現在新しくシステムが変わっておりますのでご迷惑をおかけしておりますということを30分に1回館内放送または適宜会計のほうから御案内をさせていただきましたし、月曜日の初日の日は医事の担当者及び私が玄関ホールに立ちまして、患者様お一人お一人に、お帰りになるときに御迷惑をおかけしましたというようにおわびも申し上げております。 これにつきましては、きょうは私この議会がございますが、金曜日につきましては議会がございませんので、またホールのほうに立たせていただく予定でございます。 以上です。
○議長(浅野勝義君) お知らせいたします。 ここで午前中の質疑を打ち切り、暫時休憩をいたします。 午前11時44分 休憩
--------------------------------------- 午後1時15分 再開
○議長(浅野勝義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 前回の議事を継続いたします。 議案第6号について、ほかに質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(浅野勝義君) ないようですので、これをもって議案第6号の質疑を打ち切ります。 議案第7号 平成25年度匝瑳市一般会計補正予算(第6号)についてを議題とします。 質疑を許します。 浪川茂夫君。
◆17番(浪川茂夫君) 補正予算(第6号)についてお尋ねいたします。 繰越明許費と地方債補正についてお尋ねいたします。 繰越明許費補正では民生費、農林水産業費、土木費、教育費ということで出ておりますけれども、この繰越明許の理由といいますか、それについて説明をいただきたいと思います。 また、補正予算の中にも出ておりますが、このうちの小学校費、共興小学校屋内運動場改築事業ということで4億6,490万1,000円がございます。その共興小学校の、先ほど申し上げましたように繰り越された理由、これは今回の予算で補正になっておりますので、当然、繰越明許になると思いますけれども、今、最初の予算で共興小学校についてはプールですか、その工事をやっていると思います。今回のこの改良工事で、工事請負費ということでございますので数多くの本格的な工事がなされると思いますが、これの発注予定時期を教えていただきたいと思います。 その次に、第4表の地方債補正でございますが、経営体育成基盤整備事業というのが今回限度額が9,400万円から4,930万円に減額補正ということでございますが、これを明細書で見ますと、ページで18から19にかけまして、春海地区で基盤整備事業をやっていると思いますが、それぞれの金額が春海地区で2,468万7,000円、それと、同じ春海地区の負担金で1,574万3,000円、豊和地区負担金で978万8,000円の減額になっているわけでございますが、この補正をした理由について、工事がここまで進まないのかあるいは工事内容が減ったのかということでお尋ねをいたしたいと思います。 それと、地方特定道路整備事業が当初7,020万円予定していたのが今度補正ではゼロということで、7,020万円の事業がされないというぐあいに理解をするわけですが、それをまた明細書で見てみますとどこにも出てこないんです、その減った内容がですね、それを説明いただきたいと思います。 以上です。合併特例債については結構でございます。
○議長(浅野勝義君) 平山福祉課長。
◎福祉課長(平山弘君) それでは、ただいま御質問のありました繰越明許について、社会福祉費の障害者福祉総務事務費、それから児童福祉費の児童福祉総務事務費について御説明をさせていただきます。 まず、障害者福祉総務事務費のほうですけれども、これは
障害者自立支援給付支払等システム改修事業委託料、これについて繰り越しをさせていただくものでございます。内容といたしましては、障害者総合支援法に基づく障害福祉サービス及び児童福祉法に基づく障害児通所サービスに係る給付の支払い事務、受給者情報管理、給付実績データの集計、分析等を行うために、現在利用しております自立支援給付支払等システムについて、平成26年4月の制度改正に対応するために国の補助事業を活用し、システム改修を行うものでございます。ただ、国の平成25年度補正予算に計上された補助事業でございますけれども、予算が成立したのが2月6日ということで、3月補正に計上をさせていただきましたけれども、実際にシステムが改修をするということで年度内終了は困難なため繰り越しさせていただきました。 次に、児童福祉総務事務費の繰り越しですけれども、これは子ども・子育て支援システム導入業務委託料の繰り越しということでございます。内容につきましては、平成27年度からの子ども・子育て支援新制度の施行に伴いまして、保育の必要性の認定、施設事業者の確認、施設事業者からの給付等の請求に対応する審査、支払い等の事務を行うため現行の保育所保育料システムにかわり、新たに子ども・子育て支援システムの導入を行うというものでございます。これにつきましては、ことしに入りまして、県の補助金の交付条件として、事業着手が平成26年3月31日までが期限ということで通知がございました。これも県の補助金の関係上、平成25年度内に契約はいたしますけれども、業務完了が困難ということで繰越明許をさせていただきました。 以上でございます。
○議長(浅野勝義君) 林産業振興課長。
◎産業振興課長(林勝美君) 繰越明許費、農林水産業費、排水機場維持管理費につきまして御説明させていただきます。 昨日、議案第1号で一般会計補正予算の第5号という専決処分ということで議案を出させていただきました。この内容でございますが、昨年12月に生じました2度の集中豪雨に際しまして、新堀川排水機場及び野田地区排水機場とも一時排水運転が不可能となる事態に陥り、応急修繕を施し、機能回復に努めてまいりました。 このため、平成26年度当初予算に事業費を計上し改修工事を予定いたしましたが、本年1月20日、県より、匝瑳市の状況を鑑み、国の平成24年度緊急経済対策関係補正予算において2分の1相当額すなわち2,100万円を緊急採択できるとの回答をいただきました。国庫補助金採択に当たっては、本市の早急な予算措置が条件となりました。そのため平成26年1月24日で専決処分を行わせていただきまして、農業基盤整備促進事業補助金として1月27日に国庫補助金の内示、そして翌1月28日に交付申請、そして2月14日交付決定に至ったわけでございます。このため、繰越明許とさせていただくわけでございますが、改修工事については早急に行う予定です。そして、いざに備えて仮設ポンプ等を設置して万全な態勢で対応する予定でございます。 以上です。
○議長(浅野勝義君) 椎名学校教育課長。
◎学校教育課長(椎名和浩君) それでは、繰越明許費の共興小学校屋内運動場の改築事業の件でございます。 本3月補正に全額計上させていただきまして、当該事業費全額を平成26年度に繰り越し、前倒しして実施したいと考えております。また、20ページにございます委託料、それから工事請負費、備品購入費等の件でございますけれども、これらにつきましては3月末までに発注したいというふう考えております。 以上でございます。
○議長(浅野勝義君) 茅森建設課長。
◎建設課長(茅森茂君) それでは、まず7款土木費の道路橋りょう費の繰越明許でございます。 これは東西連絡道路、いわゆる川辺地先、堀川地先の道路改良事業によるものでございます。内容といたしましては、工事施工上支障となる家屋の郊外移転補償につきましては移転先が決定し、これは市外でございます、市外に移転していただきました。そして、用地費及び補償契約を締結しましたが、移転先の家屋の建築及び補償物件の解体が年度内に完了できないというお話がございまして、翌年度へ繰り越すものでございます。 続きまして、次のページの地方特定道路整備事業費の地方債補正でございます。この7,020万円が補正前は限度額として記載されておりまして、補正後がゼロという内容となっております。この内容につきましては、補正予算第6号の説明書をお開きください。19ページをお願いいたします。 よろしいでしょうか。この19ページの中段の7款土木費をごらんください。 この中の道路新設改良費の中で、補正前の額と補正額、補正はゼロなんですけれども、財源内訳が変わっております。地方債が7,020万円の減額で、一般財源が1,718万8,000円の減額となっております。この内容につきましては、病院道路の工事でございます。これは当初、地方特定を予定しておりまして、地方債を使わせていただいて、市の一般財源も当然そこに入れるという事業でございましたが、地域の元気臨時交付金という交付金を充てさせていただくことができましたので、市の借金である地方債は7,020万円の減額とさせていただきました。 以上でございます。
○議長(浅野勝義君) 浪川茂夫君。
◆17番(浪川茂夫君) 学校教育課長のほうから、共興小学校の件でございますが、3月いっぱいに発注するという予定でございましたけれども、学校施設でございますので、学校の行事もあろうかと思います。体育館でございますので、卒業式とかあるいは入学式とか、そういう行事も入ると思いますので、できるだけそのような利用される時期を外しまして、工事に入りましたら本当に早めに早めにということで工事を急いでいただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(浅野勝義君) 椎名学校教育課長。
◎学校教育課長(椎名和浩君) 浪川議員がおっしゃるとおり、3月の卒業式また4月の入学式とございます。この辺の行事に支障がないように工事のほうを進めていきたいと思います。なお、12月補正で御承認いただきましたプールの解体のほうが、2月もう既に入っておりまして、4月8日の入学式後に現在の旧体育館、こちらのほうを取り壊す予定でございます。 以上でございます。
○議長(浅野勝義君) 林産業振興課長。
◎産業振興課長(林勝美君) 先ほど浪川議員さんのほうから御質問のありました7ページ、地方債補正、経営体育成基盤整備事業の件でございますが、こちらにつきましては、19ページをごらんいただきたいと思います。その中で、経営体育成基盤整備事業春海地区負担金2,468万7,000円の減、経営体育成基盤整備事業椿海地区負担金1,574万3,000円の減、経営体育成基盤整備事業豊和地区負担金978万8,000円の減ということになってございます。 この事業でございますが、それぞれ地区5年間の予定で行われております土地改良事業でございます。平成25年度分の事業費減額に伴います匝瑳市負担金の減額補正に合わせまして、地方債のほうが負担になります。地方債につきましては、一般公共事業債、市債充当率90%で、これにつきましては15ページの中で一番下段でございますが、20款市債で農林水産業債4,470万円の減をしております。あわせまして地方債補正ということで、当初9,400万円組んでおりました地方債の補正につきまして、残り4,930万円の補正を行う予定でございます。 なお、おくれの理由でございますが、現在工事等を見ていただきますと進行はしております。要するに、本換地の問題に関しまして現在協議が行われまして、その本換地がおくれているということで事業がおくれたというような理由でございます。 以上です。
○議長(浅野勝義君) ほかに質疑はありませんか。 行木光一君。
◆3番(行木光一君) それでは、共興小学校を例にちょっとお聞きいたします。 3月末発注の委託料とか備品購入とかありましたね。そちらの発注になりますから、入札になると思います。匝瑳市の入札関係の話です、これは。共興小学校だけではございません。 まず、最低価格入札で決まる入札ですね、今、匝瑳市が行っております。これが非常に今、変わってきているんです。これは安ければいいという問題ではないということなんですよ。安い価格で公共事業を受け、きちんとした工事ができるかというと、できないという方向になっているんです。ですから、そこらの考えがまだ匝瑳市が、私もそういう方向に、予定価格に近いものを設定して入札が行われたほうがいいというふうに思っているわけです。その辺の匝瑳市の入札を担当する担当者に聞いてみたいという、今後のですね。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野勝義君) 岩橋財政課長。
◎財政課長(岩橋光男君) それでは、行木議員さんの御質問の中の最低制限価格のお話でございます。 最低制限価格につきましては、工事の安全性の確保等から一定の率を設けるように市としては対応をしております。 以上でございます。
○議長(浅野勝義君) 行木光一君。
◆3番(行木光一君) 最低価格を制限しているということでございますが、ゼロ%でとっているところもあるし30%でとっているところもあるので、工事によっての制限でしょうね、これはね。そこら辺が一定でないらしいですね。ですから、その辺の取り決めも匝瑳市できちんとやらないと、業者を呼んでも不調というようなことがたびたび起こるということは、やはり現場が非常に困る話です。 そういうことも踏まえて、地元業者育成もありますよ。何でもいいから発注して流せばいいんだじゃないですからね。その辺を、これからはそういう方向に行ってもらったほうがいいというお話ですから、ぜひ検討をしてもらいまして、副市長あたりが責任者でやっていると思いますけれども、検討をぜひお願いしたいということです。
○議長(浅野勝義君) 岩橋財政課長。
◎財政課長(岩橋光男君) 行木議員さんのおっしゃるとおり、工事等の発注につきましては地元業者を最優先に、範囲を決めまして発注をしております。工種によって若干、最低制限価格については違いますけれども、今後もその辺のところを十分配慮していきたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(浅野勝義君) ほかに質疑はありませんか。 浪川茂夫君。